音楽・コンサート・舞台

2023年9月23日 (土)

辻井伸行×三浦文彰 ≪室内楽スペシャル≫ 軽井沢大賀ホール

Photo_202309230630019月23日(土)「秋分の日」 開園14:00 軽井沢大賀ホール

ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25

 ヴァイオリン:三浦 文彰
 ヴィオラ:鈴木 康浩
 チェロ:ユン ソン
 ピアノ:辻井 伸行

ブラームス:ピアノ五重奏曲 へ短調 Op.34

 ヴァイオリン:三浦 文彰
         直江 智沙子
Img_59641  ヴィオラ:鈴木 康浩
 チェロ:ユン ソン
 ピアノ:清水 和音

軽井沢に秋の訪れとともに、秋の軽井沢にふさわしいブラームスのピアノ四重奏曲とピアノ五重奏曲を堪能できました。
会場はほぼ満席で、今回は初めてBブロックというステージ上のチェロを斜め後ろから見る位置で聴きましたが、そのせいもあるのか、初めて聴くユンソンのチェロが相対的に音量や表現が終始控えめに聴こえ、バランス的にももっとヴァイオリンやヴィオラと対等に絡んでほしいと思われた演奏で、まるでバロック期の通奏低音を聴いているような印象を受けました。
なお、サントリーホールでは、9月29日(金)のARKオープニングナイトで、今回と同じ演奏会が組まれています。
また、秋の軽井沢のブラームスは、9月30日(土)に弦楽六重奏曲奏第1番と第2番の演奏会が控えています。

| | | コメント (0)

2023年9月10日 (日)

村上 曜&石曽根 り江 デュオ・リサイタル あづみ野コンサートホール

Photo_202309100734019月10日 開園14:00 あづみ野コンサートホール

シベリウス:四つの小品 Op.78 より レリジオーゾ&ロマンス
Img_58812セヘステッド:三つの幻想的小品
シベリウス:ヴァルス・トリステ Op.44-1
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」~古い様式による組曲~ Op.40 *
シェーグレン:チェロ・ソナタ Op.58 より ロマンス
ハメリック:協奏的ロマンス Op.27
アンコール
カルル・ダヴィドフ:無言歌 Op. 23 Romance sans paroles, Op. 23
アルヴォ・ペルト:鏡の中の鏡 Spiegel in Spiegel

 チェロ:村上 曜
 ピアノ:石曽根 り江 *

作曲家の国別では、
シベリウス フィンランド
セヘステッド デンマーク
グリーグ ノルウェー
シェーグレン スウェーデン
ハメリック デンマーク
と、北欧の作曲家を取り上げた演奏会でしたが、チェロの優しい音色とともに充実した素敵な演奏会でした。
特に、シベリウスのヴァルス・トリステとアンコールのエストニア出身の作曲家アルヴォ・ペルトの鏡の中の鏡 Spiegel in Spiegelが印象に残りましたが、鏡の中の鏡は単純な構成で静謐な旋律が繰り返されることで、音楽の可能性が無限に広がっていくイメージで、ミニマル・ミュージックの原点を感じるような名曲でした。
チェロの村上 曜さんの経歴には、「バロック・チェロをMyra Chahin、ビオラ・ダ・ガンバをMajorie Rycroft各氏に師事」とあり、来年のすがすがしい時期に、古楽器によるソロ演奏会が実現することを期待しています。

| | | コメント (0)

2023年8月30日 (水)

2023セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF) ふれあいコンサート III

Seijiozawa_202308300651018月30日(水) 開演19:00 松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)

シュルホフ:木管三重奏のためのディヴェルティメント

 オーボエ:フィリップ・トーンドゥル
 クラリネット:リカルド・モラレス
 ファゴット:マーク・ゴールドバーグ

Img_57481 ニールセン:木管五重奏曲 OP.43, FS100

 フルート:ジャック・ズーン
 オーボエ:マックス・ヴェルナー
 クラリネット:リカルド・モラレス
 ファゴット:マーク・ゴールドバーグ
 ホルン:ジュリア・パイラント

ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25

 ヴァイオリン:フェデリコ・アゴスティーニ
 ヴィオラ:店村 眞積
 チェロ:原田 禎夫
 ピアノ:加藤 洋之

今年の「セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)」は、5日間で4公演という過密スケジュールでしたが、今日が4公演目となり、私の「セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)」は終わりました。
4公演の中でベストは、「ふれあいコンサートII  ~SKOブラス・アンサンブル~」と今日の「ふれあいコンサート III」が双璧でした。

編集中・・・・・

| | | コメント (0)

2023年8月29日 (火)

2023セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF) ふれあいコンサートII  ~SKOブラス・アンサンブル~

Seijiozawa_202308291437018月29日(火) 開演19:00 松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)

ヤナーチェク:「シンフォニエッタ」より 「ソコル・ファンファーレ」
プレトリウス:「テレプシコーレ舞曲集」より
  パッサメッツォ
 ブランル・ゲイ
 ブランル・ドゥブル
 スパニョレッタ
 クーラント
 ブーレ 
J.S.バッハ:「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」より 「御身が共にいるならば」 BWV508(伝G.H.シュテルツェル)
サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」より 終楽章
Img_57311 ピアソラ:「ブエノスアイレスのマリア」より
 わたしはマリア
 狂ったストリート・オルガンのバラード
 ハバネラ
 フーガと神秘
ガーシュウィン:「ポギーとベス」より
 ベス、お前は俺のものだ
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」より
 プロローグ
 素敵な気持ち
 どこかへ
 マンボ
 アメリカ
アンコール
アラン・メンケン:ア・ホール・ニュー・ワールド
ジョー・ザヴィヌル:バードランド

 トランペット: ガボール・タルコヴィ、 カール・ゾードル、 高橋 敦、 服部 孝也
 ホルン: アンドレイ・ズスト、 勝俣 泰、 阿部 麿
 トロンボーン: ワルター・フォーグルマイヤー、 新田 幹男
 バス・トロンボーン: ヨハン・シュトレッカー
 チューバ: ピーター・リンク
 ティンパニ、パーカッション、ピアノ: 竹島 悟史

魅力に乏しい今年のオーケストラコンサートに比べ、ふれあいコンサートは今年も充実していて、「ふれあいコンサートII  ~SKOブラス・アンサンブル~」もスタンディングオベーションとなる好演が繰り広げられました。
特にサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」のブラスアンサンブル・バージョンは、原曲の管弦楽版を超えるほどの名演奏で、ブラスアンサンブルの新たな領域を切り開いたように感じられました。

編集中・・・・・

| | | コメント (0)

2023年8月28日 (月)

2023セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF) オーケストラ コンサート Aプログラム

Omf_202308270737018月27日(日) 開園15:00 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)

バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」より シンフォニック・ダンス
ジョン・ウィリアムズ:チューバ協奏曲 *
プーランク:スターバト・マーテル FP.148 **
ラヴェル:ダフニスとクロエ 第二組曲

Img_56841  チューバ:杉山 康人 *
 ソプラノ:イザベル・レナード **
 合唱:OMF合唱団
     東京オペラシンガーズ
 合唱指揮:西口 彰浩
 指揮:ステファン・ドゥネーヴ
 管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ

昨年と比べると公演日日程が窮屈なうえ小ぶりで魅力に欠ける「セイジ・オザワ松本フェスティバル」になっていますが、オーケストラ・コンサートAプログラムも、前半の、指揮者としては好きなレナード・バーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」からの「シンフォニック・ダンス」や、ジョン・ウィリアムズの「テューバ協奏曲」は、個人的趣向から全く興味がなく、あまり乗り気にはなりませんでしたが、クリーヴランド管弦楽団奏者の杉山康人の素晴らしいソロを聴けたのが収穫でした。
ステファヌ・ドゥネーヴの指揮は、大振りでダイナミックレンジは十分でしたが、反面繊細さにかけ、多彩な表現可能のSKOの実力を十分に出し切っていなかったのが惜しまれましたが、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲の演奏で、相変わらずしっとりと表情豊かなジャック・ズーンのフルートを聴けたのが、今回のAプログラム一番の収穫でした。
そした、前半から曲を聴き進めてきて、ラヴェルという作曲家の偉大さと、曲の完成度の高さをあらためて再認識することができた演奏会でした。
なお、今回は2階席中央の最前列が確保でき、キッセイ文化会館大ホールとしては、一番恵まれた音響環境で聴くことができました。

| | | コメント (0)

2023年8月26日 (土)

2023セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF) ふれあいコンサートⅠ

Omf8月26日 開園:14:00 松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)

ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18

 ヴァイオリン:岡田 修一、島田 真千子
 ヴィオラ:横溝 耕一、小倉 幸子
 チェロ:工藤 すみれ、蔡 幸涵

チャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」 ニ短調 Op.70

 ヴァイオリン:ジュリアン・ズルマン、アレクサンドル・パスカル
 ヴィオラ:小倉 幸子、ヴィオレーヌ・デスペルー
 チェロ:ブンジェン・キム、工藤 すみれ
アンコール
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136 第1楽章

 全員 ヴァイオリン4 ビオラ3 チェロ3

午後0時30分頃にハーモニーホールに到着して間もなく、南の空から近づいていた雨雲が島内上空にかかり雨が降り始めました。
ふれあいコンサートはいつも充実した良い演奏が聴けるので楽しみにしているのですが、今回も室内楽の醍醐味を味わうことができました。
アンコールでは奏者10人による、小澤征爾とサイトウ・キネンオーケの象徴のようなK.136から第一楽章が演奏されました。

Img_56751_20230826193601 Img_56811_20230826193601

 

| | | コメント (0)

2023年8月21日 (月)

齋藤 澪緒&柏本 佳央理デュオ・リサイタル あづみ野コンサートホール

Photo_202308210641018月20日(日) 開園14:00 あづみ野コンサートホール

モーツァルト: ヴァイオリンソナタ第27番 ト長調 KV379
Img_56532メンデルスゾーン: 無言歌集より
 Op.19-5 嬰ヘ短調  「不安」
 Op.19-3 イ長調  「狩の歌」
 Op.53-3 ト短調  「胸騒ぎ」
 Op 67-2 嬰ヘ 短調 「失われた夢」
ブラームス: ヴァイオリンソナタ第1番 ト長調 「雨の歌」
コルンゴルト: ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 「から騒ぎ」
グリーグ: ヴァイオリンソナタ第3番 ハ短調 Op.45
アンコール
ドビュッシー:美しい夕暮れ Beau Soir

 ヴァイオリン:齋藤 澪緒
 ピアノ:柏本 佳央理

長野県上田市出身でドイツ在住のヴァイオリニスト齋藤澪緒さんと、大阪府出身でミュンヘン在住のピアニスト柏本 佳央理さんのによるデュオ・リサイタルでしたが、最近聴いた演奏会の中でも出色の素晴らしい演奏会になりました。

編集中・・・・・

| | | コメント (0)

幣 隆太朗×夏合宿 Special concert あづみ野コンサートホール

Photo_20230820014201Img_555818月19日(土) 開演14:00 あづみ野コンサートホール

川上哲夫:コントラバスとピアノのためのソナタ
ジョヴァンニ・ボッテシーニ:グランド アレグロ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌジョヴァンニ・ボッテシーニ:コンチェルト 第2楽章
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ・ワルツ」
ニーノ・ロータ:ディヴェルティメント・コンチェルタンテ、ほか
アンコール
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
モーツァルト:歌曲「別れの歌」 K.519

 コントラバス:幣 隆太朗
         合宿メンバー
 Img_78721 ピアノ:結城 奈央

今回で2回目となる夏合宿の演奏会で、合宿メンバーは高校生から第一線で確約する多彩な顔ぶれで、当然演奏にはばらつきがありましたが、聴き手側としても聴く力を磨くよい機会になりました。
幣 隆太朗が演奏したニーノ・ロータのディヴェルティメント・コンチェルタンテは、8月5日(土)に神戸市の東灘区文化センター うはらホールで、神戸市室内管弦楽団と演奏した曲目で、今回はピアノの結城 奈央さんとの共演で聴くことができました。
演奏途中から雷がホール内にも響き渡り、安曇野や聖高原では短時間に60mmから70mmの雷雨があり、JR大糸線とJR篠ノ井線が4時間以上運休して、帰路の穂高駅が4時間以上遅れ、松本駅で最終の長野行きの1時間待ちなどが重なって、帰宅したのが午前1時になりました。
長野市の降水量を確認したところ、長野地方気象台アメダスでは長野市の降水量は0mmでした。
穂高駅で4時間待ちになりましたが、夕方になって雨がやんだあと、北アルプス上空のきれいな夕焼けに染まっていました。

| | | コメント (0)

2023年8月14日 (月)

2023年コンサート予定 その6 軽井沢大賀ホール

2023年のコンサート予定で、軽井沢大賀ホールの追加分です。
恒例のバッハ・コレギウム・ジャパンによる「メサイア」の日程が確定しました。

Photo_20230814101101[軽井沢]
9月30日(土) 開場14:00 軽井沢大賀ホール(チケット購入済
軽井沢町町制施行100周年記念 東京文化会館presents軽井沢チェンバーオーケストラ

ブラームス:弦楽六重奏曲奏第1番 変ロ長調 Op.18
ブラームス:弦楽六重奏曲奏第2番 ト長調 OP.36

 ヴァイオリン:依田 真宣、小川 響子
 ヴィオラ:大島 亮、田原 綾子
 チェロ:笹沼 樹、水野 優也

12月23日(土) 開運15:00 軽井沢大賀ホール
軽井沢町町制施行100周年記念 鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン「メサイア」
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」全曲

 ソプラノ:澤江 衣里
 アルト:クリント・ファン・デア・リンデ
 テノール:セイル・キム
 バス:ポール・マックス・ティプトン
 指揮:鈴木 雅明
 合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

| | | コメント (0)

2023年8月13日 (日)

軽井沢大賀ホールCLASSICS 2023 奇跡のチェロ・アンサンブル2023 軽井沢大賀ホール

Photo_20230813212301 8月13日(日) 開演15:00 軽井沢大賀ホール

クレンゲル:讃歌 Op.57 (編曲:小林 幸太郎)
ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op.68 (編曲:小林 幸太郎)
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」 Op.40 (編曲:W.トーマス=ミフネ)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28 (編曲:小林 幸太郎)
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 ~夏・秋・冬・春 (編曲:小林 幸太郎)
アンコール
ピアソラ:現実との3分間

 チェロ:辻本 玲、横坂 源、伊藤 悠貴、小林 幸太郎、岡本 侑也、上野 通明

編集中・・・・・

Img_54571 Img_54651_20230813221201

| | | コメント (0)

より以前の記事一覧