東京フィルハーモニー交響楽団 第９９３回オーチャード定期演奏会 Bunkamura オーチャードホール

１１月１２日（日）　開演15:00　Bunkamura オーチャードホール

チャイコフスキー：幻想曲「テンペスト」 Op.18
チャイコフスキー：ロココの主題による変奏曲 イ長調 Op.33　*
アンコール
J.S.バッハ／無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009 よりサラバンド　*
チャイコフスキー：幻想序曲「ハムレット」 Op.67
チャイコフスキー：幻想序曲「ロメオとジュリエット」
（チャイコフスキー没後130年）　

　チェロ：佐藤 晴真　*
　指揮：アンドレア・バッティストーニ
　管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団

「ロココの主題による変奏曲」を除く3曲は、シェイクスピアの戯曲関連で、個人的には日ごろあまり聴かない曲で、随所にチャイコフスキーらしさが感じられましたが、圧巻はロメオとジュリエット」で、バッティストーニの熱狂的な指揮とともに圧倒される演奏でした。
「ロココの主題による変奏曲」は、佐藤晴真さんのチェロの音色の美しさと繊細を極めた演奏で、アンコールで演奏されたバッハとともに、とても魅力的な演奏会になりました。
久しぶりのオーチャードホールでしたが、3月末で東急渋谷本店＆bunkamuraが閉店して、渋谷駅や渋谷駅周辺の変貌とともに、今後bunkamuraがどう変貌していくのか気になるところです。