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2023年10月19日 (木)

クラウス・マケラ指揮 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 東京芸術劇場

Photo_2023101917540110月18日(水) 開園19:00 東京芸術劇場

シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43
       交響曲第5番 変ホ長調 Op.82
アンコール
シベリウス:レンミンカイネン組曲 Op.22 第4曲「レンミンカイネンの帰郷」

 指揮:クラウス・マケラ
 管弦楽:オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

今回は東京芸術劇場のオスロフィル来日公演初日の、Bプログラムを選択して大正解を実感した素晴らしい演奏会でした。
チケットは先行発売で購入したのですが、H列の右隅で正面はコントラバスという、オーケストラコンサートとしては条件は良くありませんでしたが、魅力あふれる音質で個々の楽器が鮮明に聴こえ、極めて繊細な表現から圧倒的な迫力ある表現まで、緻密に計算された圧巻のシベリウスで、特に交響曲第2番終楽章のエンディングの高揚感の高まりは圧倒的で、シベリウスの交響曲演奏としては現代最高の指揮者とオーケストラといえる演奏会でした。
シベリウスの交響曲第2番のイメージといえば、1970年に来日公演のジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団の端正で精密の東京公演の演奏(SONY CD)が印象に残っていますが、まったく違うアプローチで新時代の素晴らしいシベリウスを聴くことができました。
今回の演奏を聴くと、2027年からロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任するのも納得でき、数年後には、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との来日公演も実現するでしょうが、その前にオスロフィルの在任期間中の再来日を期待せずにはいられません。

10月23日追記
2023年10月17日のNHKSOのHPによると、「2025年5月、ルイージ指揮NHK交響楽団がアムステルダム・コンセルトヘボウでのマーラー・フェスティバル2025に出演」という記事が掲載され、
 ファビオ・ルイージ指揮NHK交響楽団 交響曲第3番、第4番
 クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 交響曲第1番、第8番「千人の交響曲」
が演奏されるようです。
ファビオ・ルイージのマーラーは、サイトウキネンオーケストラでの演奏が期待されていたもので、2025年春のヨーロッパ公演前に東京で聴けそうです。
クラウス・マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のマーラーは、来日演奏のメインプログラムとして大いに期待できそうです。

マーラー・フェスティバル 2025 コンセルトヘボウ 大ホール公演

5月9日、5月10日 マーラー:交響曲第1番
 指揮:クラウス・マケラ
 管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

5月10日、5月11日 マーラー:交響曲第2番
 指揮:イヴァン・フィッシャー
 管弦楽:ブダペスト祝祭管弦楽団

5月11日 マーラー:交響曲第3番
 指揮:ファビオ・ルイージ
 管弦楽:NHK交響楽団

5月12日 マーラー:交響曲第4番
 指揮:ファビオ・ルイージ
 管弦楽:NHK交響楽団

5月13日 マーラー:交響曲第5番
 指揮:イヴァン・フィッシャー
 管弦楽:ブダペスト祝祭管弦楽団

5月14日 マーラー:交響曲第6番
 指揮:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
 管弦楽:シカゴ交響楽団

5月15日 マーラー:交響曲第7番
 指揮:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
 管弦楽:シカゴ交響楽団

5月16日、5月18日 マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
 指揮:クラウス・マケラ
 管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

5月17日 マーラー:交響曲第9番
 指揮:キリル・ペトレンコ
 管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

5月18日 マーラー:交響曲第10番より「アダージョ」
        マーラー:「大地の歌」
 指揮:ダニエル・バレンボイム
 管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(注:コンセルトヘボウのプレスリリース(日本語/PDF)から編集しています

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