東京交響楽団第710回 定期演奏会 サントリーホール
5月20日(土) 開演18:00 サントリーホール
リゲティ:ムジカ・リチェルカータ 第2番 *
マーラー:交響曲第6番 イ短調 「悲劇的」
ピアノ:小埜寺 美樹 *
指揮:ジョナサン・ノット
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:グレブ・ニキティン
後方の19列目の席だったので、寸分の狂いもなく5回振り下ろされたハンマーを見ることができました。
今回もジョナサン・ノットらしい演出で、まずステージに向かって右奥に置かれたピアノにスポットライトがあたられ、演奏時間約3分のリゲティのムジカ・リチェルカータ第2番が演奏され、続いてマーラーの交響曲第6番の演奏がゆったりとしたテンポで始まり、
第2楽章 スケルツォ
第3楽章 アンダンテ・モデラート
の順で演奏されました。
ジョナサン・ノットらしいスリリングな演奏で、大音響の中でもすべての楽器が聴こえるようなコントロールされた指揮ぶりでしたが、今回も前回の第5番同様トランペットが不調だったのが残念でした。
ヴァイオリンの主要主題がフルートやオーボエなど各楽器に歌い継がれていく第3楽章はとても魅力的ですが、オーボエ主席のの荒絵理子さんは、6月4日にあづみ野コンサートホールで演奏会があります。
それにしても気になるのは東京交響楽団の首席奏者等の退団が多いことで、
3月31日付で、コンサートマスターの水谷晃 、首席オーボエの荒木奏美、首席ホルンの大野雄太、ジョナサン・ハミル、首席ハープの景山梨乃
の5名が退団しています。

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