KDDI スペシャル アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団 サントリーホール
11月13日(日) 開演16:00 サントリーホール
マーラー:交響曲第6番 イ短調
指揮:アンドリス・ネルソンス
管弦楽:ボストン交響楽団
今回は1階席12列目の中央付近の席が確保でき、今年聴いてきたコンサートの中では圧倒的にベストワンにあげられる素晴らしいコンサートでした。
弦楽器群のしなやかな響きと、トロンボーンを筆頭に金管楽器軍の圧倒的で豪快な響きが混じりあい、マーラーの交響曲第6番の並外れたダイナミックレンジを、節度を保って冷静に誇張のない動きから生まれる音楽は、瞬間的に感じる感動が大きなうねりとなった感動となり、純粋にマーラーの音楽のみがホールを包んでいました。
また、第3楽章のアンダンテ・モデラートも、弦楽器群の豊かな響きが印象的で圧巻でした。
アンドリス・ネルソンスは、
2017年11月10日 ボストン交響楽団
2019年5月31日 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
2022年11月13日 ボストン交響楽団
と今回で3回目となりましたが、11月25日には、セイジ・オザワ 松本フェスティバル30周年記念 特別公演として、サイトウ・キネン・オーケストラを指揮してマーラー:交響曲第9番 ニ長調のコンサートが控えていて、サイトウ・キネン・オーケストラの新たな高みを実現してくれそうな期待が膨らみます。
サントリーホールのFacebookに、演奏が終わった後の鳴りやまない拍手の中、アンドリス・ネルソンスメッセージがあり、抜粋和訳が掲載されていたので転載します。
【指揮:アンドリス・ネルソンスメッセージ】
11/13(日)サントリーホールの公演では、演奏後にアンドリス・ネルソンスからお客様にメッセージが贈られました。
マーラーやショスタコーヴィチの作品は、壮大な音楽の旅をするようなものなので、アンコール演奏とは別の形でお客様の拍手に応えたいという、マエストロの思いから自然と言葉が生まれたようです。
「私たちがオーケストラやお客様と感じるこの一体感は素晴らしいもので、それは争いや疫病などの困難な状況を克服し、その終わりを早める可能性を有しています。
また誠実さや善意は世界を良くしていくもので、音楽は大切な一つの手段でもあります。
その音楽をこの美しい国で分かち合う機会をつくってくださったすべての皆様に感謝いたします。」(抜粋和訳)
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