セイジ・オザワ 松本フェスティバル30周年記念 特別公演 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
11月25日(金) 開演19:00 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
マーラー:交響曲第9番 ニ長調
指揮:アンドリス・ネルソンス
管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ
セイジ・オザワ 松本フェスティバル30周年記念特別公演は、小澤征爾さんが音楽監督を務めたボストン交響楽団の現音楽監督アンドリス・ネルソンスさんが、初めてサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)を指揮して、マーラーの交響曲第9番を演奏しました。
アンドリス・ネルソンスさんは、11月13日にサントリーホールで音楽監督を務めるボストン交響楽団の来日コンサートで、超名演奏でマーラーの交響曲第6番を聴いたばかりでしたが、今回も、SKOの初対面から数日後の演奏とは思えないほど、緊張感の中に究極の繊細感をたたえた、素晴らし演奏を聴くことができました。
今回は、2列目の中央の席が確保でき、演奏を聴くには前過ぎると思っていたのですが、直近で弦楽器奏者の音の動きや表情まで見ることができ、特に第4楽章のコントラバスを除く弦楽器だけで「死に絶えるように」ピアニシシモで終わる最後の数十小節が圧巻で、2階席まで音が届いているのか心配になるほどの最弱奏の持続に圧倒されました。
カーテンコールでは、8月26日のオーケストラコンサートに続いて、鳴りやまぬ盛大な拍手のなか、小澤征爾さんが2度にわたって登壇しました。
前日の報道で、11月23日に無観客ながら4年ぶりにSKOを指揮して、「エグモント序曲」を演奏した映像があり期待したのですが、観客の前での演奏は実現しませんでした。
今回は、演奏とカーテンコールともに、前列の醍醐味を十分堪能できました。
今回の演奏会にあたって、当初はマーラーの交響曲7番も候補になっていたということで、1年でも早く実現することを期待するばかりです。
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