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2016年10月22日 (土)

神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフ デュオ・リサイタル 長野市芸術館

10月22日 開演14:00 長野市芸術館Photo_3

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78 「雨の歌」
ブラームス:ヴァイオリンソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34より 第10、15、16、24番
チャイコフスキー:レンスキーのアリア「青春は遠く過ぎ去り」 ~歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりPhoto_4
チャイコフスキー:メロディ 変ホ長調 Op.42-3 ~「なつかしい土地の思い出」より
プロコフィエフ:行進曲 Op.33bis-3 ~歌劇「3つのオレンジへの恋」より
ショスタコーヴィチ:ロマンス Op.97a-8 ~映画音楽「馬あぶ」Op.97より
ハチャトゥリアン:剣の舞 ~バレエ「ガイーヌ」より
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
アントニオ・バッジーニ:妖精の踊り Op.25
アンコール
フォーレ/A.バッハマン編:夢のあとに Op.7-1
リムスキー・コルサコフ/ハイフェッツ編:熊蜂は飛ぶ ~オペラ「サルタン皇帝」より
グルック/クライスラー編:メロディ ~オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より

 ヴァイオリン:神尾真由子
 ピアノ:ミロスラフ・クルティシェフ

2007年の第13回チャイコフスキー国際コンクールで優勝から9年余り、ようやく聴く機会が訪れました。
前半にブラームスのソナタを並べ、後半ロシア物を中心に、技巧満載な曲と叙情的でロマンチックな曲が並び、アンコールを含めて比較的リラックスして聴ける曲で編成されていました。
素晴らしい完璧とも思える演奏で、前半のブラームスや後半のショスタコーヴィチの24の前奏曲から何曲か聴けたのが大きな収穫でした。
このところ、ヒラリー・ハーンやイザベル・ファウストといった、素晴らしいヴァイオリニストの演奏を聴く機会に恵まれていて、神尾真由子さんもその一角を占める存在だと実感しました。
ただ、やはり問題は長野市芸術館の音響で、今回は12列目のほぼ中央付近で聴きましたが、ステージからそれほど遠くでもないのに、デッドでかつオフ気味に聴こえ、ホール音響が楽器から発する音にまったく共鳴していない感じで、演奏者が気の毒に思えるようなホール空間でした。
演奏者と聴き手にとって、音響空間は音楽の大切な要素の一つです。
今後、非音楽的といえるこのホールの音響空間がこのまま改善されないなら、来年は残念ながら、長野芸術館へ出かけることはほとんどなくなることでしょう。
長野芸術館は完成まじかになって、2階客席の一部が設計変更されましたが、このホールの音響空間はもっと大きな問題を抱えていると思われます。

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