堤 剛・竹澤恭子・児玉 桃 ピアノトリオ ザ・ハーモニーホール
3月21日 開演 14:00 ザ・ハーモニーホール
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.1-1
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50 「偉大なる芸術家の思い出に」
アンコール
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49 第2楽章 アンダンテ・コン・モート・トランクィロ
チェロ:堤 剛
ヴァイオリン:竹澤恭子
ピアノ:児玉 桃
児玉 桃さんは今回が初めてでしたが、二人のベテランとの見事な共演ぶりで、「偉大なる芸術家の思い出に」の、高度な演奏技巧が要求される第2楽章でも見事な演奏を堪能でき、機会があればソロでもぜひ聴いて見たいピアニストだと思いました。
「偉大なる芸術家の思い出に」は、昨年3月の東京春祭から約1年ぶりになりましたが、今回は、動のヴァイオリンと静のチェロといった印象で、竹澤恭子さんの気持ちを込めた演奏が大変印象的でした。
時には音圧を3db位下げて、もっと音色を大事にしてほしいと思う箇所もありましたが、大変な力演で、堤 剛さんの重厚で安定感のあるチェロとともに、たいへん素晴らしいチャイコフスキーを堪能することができました。
ただ、第1楽章の開始主題が葬送行進曲で締め括られるコーダの部分は、完全ノンビブラートで演奏を締めくくってほしいと思いました。
今回もいつもの後方席で聴きましたが、相変わらず音像が若干大きめで、響きの中で埋もれて3つの楽器がくっきり分離して聴き取れないので、演奏の印象を悪くしているのがとても残念に思いました。
最近のザ・ハーモニーホールは、素晴らしい演奏会の割には、空席がかなり目立つ状態が続いていましたが、今回は、8割程度は席が埋まっていました。
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