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2014年10月 3日 (金)

アルカント・カルテット with オリヴィエ・マロン ザ・ハーモニーホール

10月2日 開演19:00 ザ・ハーモニーホールPhoto_2

シューベルト:弦楽四重奏曲第12番《四重奏断章》 ハ短調D.703
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ト短調Op.46-4(37-2) G.362
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調Op.163 D.9562_3

 アルカント・カルテット with オリヴィエ・マロン
  第1ヴァイオリン:アンティエ・ヴァイトハース
  第2ヴァイオリン:ダニエル・ゼペック
  ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン
  チェロ:ジャン=ギアン・ケラス
  チェロ:オリヴィエ・マロン

今年のザ・ハーモニーホールのコンサートの中で、最も期待していたコンサートでした。
今回は、
 9月26日(金)~27日(土) 王子ホール Img_02371
 9月28日(日)兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院 小ホール
 10月1日(水)トッパンホール
  アルカント・カルテット with オリヴィエ・マロン
 10月2日(木)松本市音楽文化ホール
  アルカント・カルテット & オリヴィエ・マロン
 10月4日(土)滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
 10月5日(日)第一生命ホール
と7回のコンサートですが、「アルカント・カルテット with オリヴィエ・マロン」の弦楽五重奏は、トッパンホールとザ・ハーモニーホールの2公演だけで、シューベルトもこの2公演のみのプログラムでした。
シューベルトの「四重奏断章」開始時の緊張感は、演奏への期待をいっそう高め、シューベルトの新鮮な響きが、ホールいっぱいに広がりました。
多くの弦楽四重奏曲や五重奏曲を書いているボッケリーニは、日頃ほとんど聴くく機会がない作曲家ですが、古典的に整った曲で楽しめました。
最後に演奏された、シューベルトの弦楽五重奏曲ハ長調は、2艇のチェロの低音部にヴィオラが、時には積極的に主張しながら、絶妙なバランス感覚と透明感抜群の響きで、弦楽五重奏の和声を十分堪能することができました。
今回の演奏会は、ケラスのチェロと、アンティエ・ヴァイトハースの第1ヴァイオリンを中心としながら、時として埋もれがちの、ダニエル・ゼペックの第2ヴァイオリンとタベア・ツィンマーマンのヴィオラが豊かな表現で内声部を支えながら存在感を示していたのが印象的で、シューベルトの和声の素晴らしさを堪能することができました。
前日のトッパンホールでも聴いたという方によると、松本のほうが演奏開始時の緊張感が高かったということでしたが、こんな素晴らしい演奏会が、「楽都松本」の名称を返上したくなるような、空席が多く6割程度しか埋まりませんでした。

今回も、後ろから3列目の後方席で聴きましたが、響きすぎる残響は早期に改善していただきたいと思います。
天井方向でほとんど減衰することなく反射して戻ってくる音圧レベルが高すぎ、2秒という残響の長さが逆効果になって音像が膨らみ、聴いていて大変疲れるホールになってしまいました。
そういえば、8月のサイトウキネンのふれあいコンサートを聴いた方が、チェロがまるでピアノのような大きな楽器に聞こえたと言っていました。

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