中国のJamming(妨害電波) その1 21700kHz 「火龍」タイプ
短波放送バンドが、中国の占領状態であることは以前に書きましたが、中国は、BBC、VOA、R.Free Asia、台湾国際放送、希望の声(Voice of Hope)等の中国語やチベット語放送に対して、CNR1や京劇風音楽などを使ってJammingを行っています。
あれほど経済発展を成し遂げた国が、外国からの情報流入を規制するため、なりふり構わずJammingに精を出していますが、中国国内で、NHK World TVがときどき「中国政府にとってまずい情報」が遮断されているのと、基本的には同じ構造です。
短波放送バンドにおける中国の妨害(Jamming)活動を、妨害の音源タイプ別に紹介したいと思います。
「火龍」Jammingは、日本でいえば「歌舞伎」に相当する古典芸術だと思うのですが、中国では、音楽性皆無の「京劇」風超絶技巧の超うるさい雑音音楽として、妨害のために使われています。
演奏者が、妨害用と承知で演奏しているのならまだいいのですが、使用目的を知らせられないまま演奏しているのであれば、中国古典芸術の悲劇としか言いようがありません。
その1 「火龍」Jamming 2月1日05:27(UTC) 21700kHz R.Free Asis(中国語)へのjamming
「21700kHz_2014.02.01_14.27.mp3」をダウンロード
21700kHz 05:27:30~05:30:30(UTC)
約40kHzの超HiFiのバンド幅でJammingが送出されています。21MHz帯は局数が少ないため、ほとんど影響はありませんが、17MHz帯以下のバンドでは被害が甚大です。
左の21670kHz VOAのチベット語もJamming対象ですが、VOAが日替わりで周波数を変えているため、中国の監視が行き届かず、今日は妨害されていません。
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コメント
やってる事が、以前の北朝鮮と似てる感じがします。対日感情が強まったように見えます。
投稿: スルーして構いません | 2014年2月 2日 (日) 15時39分