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2012年5月29日 (火)

日本フィルハーモニー交響楽団第350回名曲コンサート  サントリーホール

5月27日 14:30開演 サントリーホールImg_06111_2Img_0594_2

マーラー::交響曲第6番 イ短調 「悲劇的」

 指揮:佐渡裕
 管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

サントリーホール前のカラヤン広場では、パシフィック・フェスタ2012「第2回太平洋文化芸術祭」が、27日を最終日として開催されていました。
サントリーホールの第一印象は、カラヤン広場の賑わいがうそのような、抜群に「S/N比」が良いということでした。
そして、ステージは広く天井も高い、広い空間容量の中で、均整のとれたすてきなマーラーを聴くことができました。
日本フィルハーモニー交響楽団を聴くのは、1970年代の「日フィル争議」の時期に、長野で聴いたベートーヴェンとドヴォルザークの交響曲以来になります。
音楽雑誌などで、最近の日本フィルハーモニー交響楽団の好調ぶりは聞いていましたが、その好調ぶりが実感でき、演奏水準が高く安定したマーラー演奏を聴くことができました。
佐渡さんの指揮は、意外に感じたほど落ち着いたバランス感覚で、第6交響曲の持つダイナミックさも充分堪能できましたが、マーラーブームの到来で、昨今は昔と違い、ほとんどの指揮者がマーラーをある程度の水準で振る時代の中で、当日配布されたリーフレットにも出てくる、レナード・バーンスタインをまねてほしいというわけではないのですが、もっともっと心を揺さぶる「火花の散るような」(リーフレット)佐渡さんの熱気に包まれた激しい表現も体感したかったという、贅沢な気持ちが演奏終了後に残ってしまいました。
そして、このオーケストラに限ったことではないのですが、ヴァイオリン族の楽器が、もっとしなやかで落ち着いた音色で奏でてくれたらと思いつつ聞いていました。
「モースとリー・クラシック MOSTLY cLASSIC」7月号の「ブルックナーと巨匠指揮者」の中で、元・北ドイツ放送交響楽団主席ブィオラ奏者深井碩章さんが、「ギュンター・ヴァントの思い出」として語っています。
ブルックナーのリハーサルをしていて、オーケストラがフォルティシモを鳴らしたとき、突然指揮を止めて縮こまってしまいました。(中略) しばらくして、動き出してこう言うのです。
「みなさん、どうしてそんなに大きな音を出すのですか?」。
私たち奏者としては、困ってしまいます。楽譜にはフォルティシモと書かれていて、その通りに演奏したつもりでしたから。でもヴァントは「
フォルティシモの感じが出ればいいんです」と言うのです。彼の求める響きはこうして作られていました。(モースとリー・クラシック MOSTLY cLASSIC」7月号P58から引用) 

今回は、佐渡裕さんの指揮するマーラーということで、先行発売で1階17列目の中央の席が確保でき、すばらしい演奏とともにホールの響きの良さが体感できました。
座席はほぼ満席で、佐渡さんの人気ぶりがうかがえる盛況ぶりで、そんな雰囲気にふさわしいマーラーを聴くことができました。
サントリーホールには、そうたびたびは出かけられませんが、次回のコンサートを今から楽しみに厳選したいと思います。

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