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2012年2月12日 (日)

松本バッハ祝祭アンサンブル Vol.Ⅲ ザ・ハーモニーホール

2月12日(日) 講演 12:30 開演 14:00 ザ・ハーモニーホール小ホールBach
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特別講演 「わかれば楽しい《フーガの技法》」 
 講師:礒山雅
(国立音楽大学教授)

J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080

 松本バッハ祝祭アンサンブル

  指揮・チェンバロ:小林道夫 コンサートマスター:桐山建志
  ブァイオリン:桐山建志 花崎淳生 大西律子 鍋谷里香
  ヴァイオリン・ビオラ:天野寿彦 長岡聡季
  チェロ:花崎薫 西沢央子
  オーボエ・オーボエダモーレ・オーボーエダカッチャ:尾崎温子 森綾香
  ファゴット:村上由紀子 福井美穂


実演では滅多に聴くことができない「フーガの技法」を、「自筆譜にもとづく松本バッハ祝祭アンサンブル版」として、ザ・ハーモニーホールで聴くことができました。
今回は昼夜2回公演したが、昼の部は190席余りの会場がほぼ満席の盛況でした。
まず、礒山雅さんの、「フーガの技法」について1時間の特別講演があり、「フーガとは、主題、正立形(最初の形)、倒立形、倒立形と正立形の共存、反行フーガ、声部、音価の長短」等わかりやすく説明していただいたおかげで、講義を思い出しながら聴くことができました。
「フーガの技法」は楽器の指定がないため、今回は、弦楽器、管楽器とチェンバロによる楽器編成で演奏され、未完の4声3重フーガの後に、バッハが病の床で口述したとされ、死後に出版された曲集の曲尾に置かれた、「コラール あなたの御座の前へと今私は歩む BWV668」が演奏されました。
今回、ステージ上の基本となる楽器配置は、ステージに向かって左にチェロを除く弦楽器、その奥にオーボエ族、右にチェロとファゴット(左に10人、右に4人)という見た目にもたいへん違和感のある配置で、チェロやファゴットの出番のない曲では、多声のフーガがすべて左に固まり、複数の旋律が重なり合い、先行声部と後から追いかける声部が一カ所に集中してしまい、フーガを立体的時間空間として聴くことができなかったのは残念なことでした。
公演終了後のサイン会で、指揮とチェンバロの小林道夫さんに伺ったところ、演奏者の演奏のしやすさを考慮した楽器配置だということでしたが、常設でない古楽アンサンブルの宿命なのでしょうか。

ここから2月18日記述

グスタフ・レオンハルトの演奏(1969年録音)したCDを聴きながら書いています。
桐山建志さんのブログを拝見していたら、桐山建志さんがアレンジしたものが、演奏会の2日前まで音にならず、2日しか練習できずに本番を迎えて苦労したことが書かれていました。
この難曲を、たった2日の練習で本番に臨まざるを得なかった結果の楽器配置になったようです。
桐山さんはブログの最後に次のように書かれています。

小林先生から再演に意欲的な言葉をかけていただいたこと。
「わかれば楽しいフーガの技法」ほんの少し、わかりかけたかもしれません。もし、数年後に再演がかなうなら、その時にはもう少しわかって演奏できたら、と思います。

数年後に、十分な検討と練習で、完成度の高い再演が実現することを願っています。
その際は、チェンバロか弦楽のみの演奏を希望します。管楽器を含めない演奏の方がフーガの響きと対位法がより生きてくる思います。
今回の演奏では曲の性格から、弦楽器と管楽器が水と油のように感じてしまいました。


ザ・ハーモニーホールでいただいた2月2日付けの「市民タイムス」の記事によると、松本バッハ祝祭アンサンブル初となる、松本市以外の公演が決定しました。

 5月 5日(土) 東京文化会館小ホール  ブランデンブルク協奏曲全曲
10月30日(火) アクロス福岡 バッハ名曲集
10月31日(水) 札幌コンサートホール バッハ名曲集

右上の写真は、松本駅からザ・ハーモニーホールへ行く途中、奈良井川に架かる松島橋から撮影した常念岳

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