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2012年1月14日 (土)

アルカント・カルテット ザ・ハーモニーホール

1月14日(土) 開演 15:00 ザ・ハーモニーホール 松本Sq

モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421
ベートーベン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
アンコール
ハイドン:弦楽四重奏曲 ロ短調 Op..64-2 Hob.III-68から第2楽章

  アルカント・カルテット  
   第1ヴァイオリン:アンティエ・ヴァイトハース
   第2ヴァイオリン:ダニエル・ゼペック
   ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン
   チェロ:ジャン=ギアン・ケラスImg_71571

今回の日本公演は、
 1月11日  兵庫県 県立芸術文化センター
 1月12日、13日 東京 王子ホール
 1月14日 松本  ザ・ハーモニーホール
 1月15日 東京 トッパンホール
の4カ所で行われ、演奏曲目も多彩で、
 バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
 ハイドン:弦楽四重奏曲ロ短調 Op.64-2 Hob.III-68
 ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K421
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
 ブラームス:弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67
 J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥス 1、4、6、9、11
 クルターグ:6つの楽興の時
 シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D887
と全部聴いてみたくなるような大変魅力的な曲目が並びましたが、数少ない公演に座席数が少ない松本が選ばれたという幸運に、ザ・ハーモニーホールの関係者の皆様に感謝せずにはいられません。

サ・ハーモニーホールは地震被害で190席余りの小ホールしか使用できませんが、今回の演奏会は満席で、開始直前に来られた方は空席探しに苦労されていたようです。
モーツァルトの「ハイドンセット」は、スメタナ、アルバン・ベルク、モザイク、カルミナ、クイケン四重奏団などのLPやCDで何度となく聴いていましたが、そういえばここ1年ほどはどういう訳が聴く機会がありませんでした。
今、モザイク四重奏団によるK.421のCDを聴きながら、昨日の演奏会の余韻に浸っていますが、第一楽章の絶妙なバランスと繊細さで美しい音が重ねられていくすばらしい光景が目の前で繰り広げられているという幸福感は、滅多に味わえることではありませんでした。
ベートーベンの弦楽四重奏曲は余り聴かない分野なので、第16番は初めて聴きましたが、ベートーベンが亡くなる前の年に書かれた最後の弦楽四重奏曲で、時折、20世紀初頭の雰囲気が感じられる箇所があり、この当時のベートーベンは何を思いながら作曲していたのだろうと思い巡らしながら聴いていました。
後半のドビュッシーは、前半とは全く作曲法が異なる方法で作曲された、近代を切り開いた記念碑的名曲ですが、時にはモネの睡蓮が、時には武満徹さんの顔が脳裏に浮かんでくるなど、いろいろな想像をかき立てられる、名曲と名演奏に酔いしれてしまいました。
中低音部の土台がしっかり構築されていることで、すばらしいカルテットになっていることが実感できた本当にすばらしい演奏会で、今回は小ホールという響きの不満はほとんど感じられませんでした。
もう私が選ぶ今年の「ベスト5」にノミネートされ、間違いなく「ベスト5」に選ばれるでしょう。

4人ともそれぞれ大変すばらしかったのですが、特にタベア・ツィンマーマンさんのヴィオラの音色の、たとえようのない美しさは格別で、ヴィオラがあんなに美しく、しなやかに、そして落ち着きのある音色で聴いたのは初めてのような気がします。
来日することがあまりないので困難なことはわかっていますが、タベア・ツィンマーマンさんのリサイタルをぜひ松本で実現してほしいと思います。

ザ・ハーモニーホールから、チェロのジャン=ギアン・ケラスさんのチェロリサイタル「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会」の公演予告がありました。

日時 12月14日(金)~15日(日) 開演時間:未定
会場 ザ・ハーモニーホール小ホール 座席数約190席
演奏曲目 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
チケット 8月下旬~9月上旬発売開始予定 一般5,500円 ハーモニーメイト4,500円

 14日 第1番ト長調 BWV1007
     第3番ハ長調 BWV1009
     第5番ハ短調 BWV1011
 

 15日 第2番ニ短調 BWV1008
     第4番変ホ長調 BWV1010
     第6番ニ長調 BWV1012

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