第7回ショパン国際フェスティバル・イン・ジャパン 中村紘子plays ショパン&ベートーヴェン 軽井沢大賀ホール
10月10日 開演 14:00 軽井沢大賀ホール
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番ニ短調「テンペスト」 Op.31-2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第18番変ホ長調 Op.31-3
ショパン:24の前奏曲 Op.28
ピアノ:中村紘子
日本を代表するピアニストの一人である中村紘子さんですが、今回初めて聴く機会が訪れました。
まず選曲ですが、個人的にベートーベン離れしているせいか、演奏は素晴らしかったのですが、ベートーベンの2曲のソナタが、ショパン・フェスティバルとどう関連付けられていたのかよくわかりませんでした。
ショパン・フェスティバルのコンサートなので、ショパンが影響を受けたあるいは影響を与えた作曲家を取り上げて欲しかったと思いました。
後半のショパンの24の前奏曲は、ダイナミックにモダンピアノの持っている能力をフルに発揮した演奏で充実した35分余りでしたが、頭の片隅に、初日のシプリアン・カツァリスの演奏が焼き付いているせいなのか、ショパンはこれほどのダイナミックレンジを想定して作曲していたのだろうかと思いながら聴いていました。
演奏終了後、拍手が鳴り止まない中、中村紘子さんからご本人のことについて話があり、アンコールなしで演奏会は終了しました。
横山幸雄さんはプレイエルによるCDを製作中ですが、ショパンと同時代の楽器による演奏が増えています。
ショパン国際フェスティバル・イン・ジャパンは、YAHAHAが協賛しているので難しい面もあると思いますが、もっとショパンに近づくためにも、来年はプレイエルによる演奏会を実現して欲しいと思います。
そしてもう一つ、イリーナ・メジューエワの演奏会を再び軽井沢で実現してください。
私にとって、モダンピアノによるショパンはイリーナ・メジューエワです。
ここ3日の内では一番空気が澄んでいたので、浅間山を入れてパノラマにしてみました。
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