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2011年8月25日 (木)

武満徹メモリアルコンサート XVI - ピーター・ゼルキン ピアノ リサイタル -  サイトウ・キネン・フェスティバル

3_48月24日(水)  開演 19:15 長野県松本文化会館大ホール

武満徹:遮られない休息
武満徹:フォー・アウェイ
武満徹:閉じた眼 -瀧口修造の追憶に-
武満徹:雨の樹素描
武満徹:閉じた眼 ⅡPhoto
ベートーヴェン:ディアベリのワルツによる33の変奏曲ハ長調 作品120

アンコール
J.S.バッハ:ゴルドベルク変奏曲BWV988から「アリア」

 ピアノ:ピーター・ゼルキン

第16回を数える今年の武満徹メモリアルコンサートは、武満徹さんが生前、最も信頼し敬愛していた演奏家の一人、ピーター・ゼルキンのピアリリサイタルです。
ピーター・ゼルキンのピアノは、指が動くたびに美しく透明な音色がホールに染み渡り、特に前半の武満徹の演奏では、十数秒の静寂と、打鍵のたびに重なっていく多重和音、そして自然にホールに消えていく響きの余韻と、これまでのピアノのコンサートでは聞くことがなかった新鮮な感動を味わいました。
このような素晴らしい演奏を可能にしたのは、武満徹を演奏するのに最も相応しいピアニストであるピーター・ゼルキンのみならず、調律を担当された方の素晴らしさも賞賛されていいと思いました。
演奏が終わるたびにピーター・ゼルキンは、鍵盤の上で十数秒間静止し、客席も固唾を飲んで静寂を保ち、解放される瞬間を静かに待っているという感じで、武満徹の静寂の世界をこんなに感じた演奏会は今まで経験したことがありませんでした。
後半のベートーヴェンは、ピアノの音色の素晴らしさと多彩な表現が展開し、指が自由自在に鍵盤の上を飛び回っているのに感心しながら聴いていました。、
アンコールは、J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」からの「アリア」が演奏され、武満徹とバッハの世界がひとつになった感覚を覚えました。
このまま「ゴルトベルク変奏曲」を全曲通しで演奏してくれたらと、不可能なことを考えてしまうほど素晴らしいアンコールでした。
「長い静寂、透明な音色、多重和音と響きの消えていく余韻」、こんな感動を体験をすることはもう二度と無いかもしれません。
次回もぜひピーター・ゼルキンのコンサートを企画していただき、ザ・ハーモニーホールでアンコールの続きを聴かせてください。

ピーター・ゼルキンと調律を担当された方
澄み透った音色、消えていく余韻と静寂の世界を感動体験させていただき本当にありがとうございました。

 

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