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2011年8月26日 (金)

バルトーク:「中国の不思議な役人」、オペラ「青ひげ公の城」 サイトウ・キネン・フェスティバル

3_28月25日(木)  開演 19:00 まつもと市民芸術館・主ホール

バレエ「中国の不思議な役人」〔全1幕〕
オペラ「青ひげ公の城」〔全1幕 原語(ハンガリー語)上演 字幕付き〕

 出演:青ひげ公:マティアス・ゲルネ(青ひげ公の城)
     ユディット:エレーナ・ツィトコーワ(青ひげ公の城)
      
 Noism1:井関佐和子、宮河愛一郎、藤井泉、櫛田祥光、中川賢、青木枝美、
 Noism2;真下恵、藤澤拓也、計見葵、宮原由紀夫、亀井彩加、角田レオナルド仁Img_50821_2
 合唱:SKF松本合唱団(中国の不思議な役人)
 演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
 指揮:沼尻竜典(中国の不思議な役人)
    ピエール・ヴァレー(青ひげ公の城)

 演出/振付:金森穣

開演直前に、小澤征爾さんの体調不良による指揮者交代が発表され、ピエール・ヴァレーさんが「青ひげ公の城」を指揮しました。
ハツラツと指揮され、舞台との呼吸もぴったりでオーケストラも好演し、結果的に満足できる演奏会になりましたが、演出も含めて表現が比較的単調で、もっと感情表現とか陰影のある公演ができたのではないかと感じられました。、
インターネットで席が確保できず半ば諦めていましたが、フレンズ会員チケット優先販売で、これまでのサイトウ・キネンでは一番いい席で鑑賞することができました。
「中国の不思議な役人」は、1幕のパントマイムのための舞台音楽で、指揮の沼尻竜典さんは、躍動するバルトークの音楽の素晴らしさを、ステージ上の振付と一体になって好演しました。
新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)を拠点に活動するコンテンポラリーバレエ団Noismは、思っていた以上に素晴らしいダンスと表現力で、照明の良さもあって不思議な役人と娼婦の少女の葛藤がうまく表現され、バルトークの音楽に負けないステージになっていました。
続く「青ひげ公の城」は、私のオペラの苦手意識が変わるかと期待したのですが、残念ながらまた当分苦手のまま、オペラとはしばらく縁がなさそうです。
2人の主役、青ひげ公のマティアス・ゲルネとユディットのエレーナ・ツィトコーワは、殆ど動きのない単調と思える演技を行うだけで、ダンスなどが背景の紗幕やスクリーンに映しだされることで、状況説明しているように思えたのですが、それぞれの扉を開けるたびに照明の色が変わるなど多少の変化はあったものの、全体的に単調で変化に乏しいステージでした。
ユディットが4人目の妻(夜を支配)として3人の妻と共に第七の扉に消え、、青ひげ公が、「これからは永遠に夜が続く」とつぶやいて暗闇のなかに消えるという、ラストを効果的にするためにも、もっとそれぞれの扉を開けた時の変化があってもいいと思いました。
フィレンツェ歌劇場との共同制作が生かされず、充実感の湧いてこないオペラになってしまいましたが、やはりオペラに造形の深い専門家に演出を委ねたほうが良かったと思いました。

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