4人のソリストによる EARLY MUSIC ソロの世界Ⅱ ヴィオラ・ダ・ガンバ 品川 聖 「旅」 「安曇野ソロ・デビュー10周年 ソロⅧ」
7月2日(土) 開演15:00 安曇野市 あづみ野コンサートホール
トバイアス・ヒューム:「エア集第1巻(1605)より、パヴァーヌ グッド・アゲイン
ゲオルク・フィリップ・テレマン:「忠実な音楽の師」より ソナタ ニ長調
カール・フリードリヒ・アーベル:27の小品より WKO189、194,205、209,208
マラン・マレ:「ヴィオル集第4巻(1717)より、アラベスク、戯れ
マラン・マレ:「ヴィオル集第2巻(1701)より、人間の声
サント=コロンブ氏の息子(17世紀後半から18世紀前半) 父サント=コロンブ氏を偲んで
イギリス民謡:グリーンスリーヴス
カタロニア民謡:鳥の歌
中田章:早春賦
アンコール
マラン・マレ:「ヴィオル集第2巻(1701)より、人間の声
J・S・バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番より「プレリュード」
ヴィオラ・ダ・ガンバ:品川 聖
今回、品川 聖さんを初めて聴きました。
安曇野ソロ・デビュー10周年ということでしたが、もっと早くから聴くべき演奏家でした。
といっても、私があづみ野コンサートホールがあることを知ったのが昨年ですから、致し方ありません。
今回も最前列の中央を確保して、呼吸と楽器が一体になって奏でる醍醐味を味わいました。
7弦のヴィオラ・ダ・ガンバで演奏されましたが、音域が人間の発する領域と重なり、人の声を聴いているような心地良い時間を過ごすことができました。
ヴィオラ・ダ・ガンバといえば、私にとってはCDの世界だけのものでした。
ジョルジュ・サバールなどのヴィオラ・ダ・ガンバで、マラン・マレなどを聴いていたのですが、品川 聖さんで聴くヴィオラ・ダ・ガンバは、私個人にとって新たな領域を示してくれたと感じています。
ただ、今回の選曲では、後半のグリーンスリーヴス以下は必要なかったように思いました。
17世紀初めから18世紀初めころの音楽に浸っていたので、旋律線の異なる調べを瞬時に切り替えができませんでした。
来年も「EARLY MUSIC ソロの世界Ⅲ」として、ぜひ、マラン・マレだけでの演奏会を希望します。
まだ、11月5日には、大震災で延期になった曽根麻矢子さんの「ゴルトベルク変奏曲」があるのですが、このシリーズを企画・制作されている、アントレ編集部の品川幸子さんには、大変なご苦労があったと思いますが、貴重なそして素晴らしい企画なので、来年もさらなる進化を遂げた企画を立てていただくようお願いいたします。
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