【2011春の音楽祭】井上道義指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢 軽井沢大賀ホール
4月30日(土) 開演14:00 軽井沢大賀ホール
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 k.525
シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D759 「未完成」
ベートヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
[アンコール曲]
ヨハン・シュトラウスII:ピッツィカート・ポルカ
指揮:井上道義
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
右の画像は、演奏会終了後のサイン会で、女の子から「指揮してみたいと」言われたことに、優しく話しかける井上道義さんです。
昨年も素晴らしい演奏を聴くことができた「オーケストラ・アンサンブル金沢」ですが、今年は昨年以上に素晴らしい演奏会になりました。
演奏曲目は、俗にいう「名曲コンサート」風ですが、そんな不満がすべて吹き飛んでしまうような素晴らしい演奏で、もう何も言うことはありません。
これから、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と続きますが、【2011春の音楽祭】では、「オーケストラ・アンサンブル金沢」の演奏会がベストワンであることはほぼ間違いないでしょう。
楽員の技量、オーケストラの緻密さと透明感、音色の統一感など、ホールの素晴らしい響きと相まってどの曲も非常に完成度の高い演奏がホールいっぱいに響きわたっていました。
オーケストラの配置では、シューベルトの交響曲第7番「未完成」で、バイオリン群を左に、管楽器群を右に配置し、客席正面から は管楽器を真横から見る配置になっていたのが印象的でした。
金沢とともに軽井沢も本拠地としてほしいほど、オーケストラとホールがベストマッチで、井上道義さんも大賀ホールの響きをたいへん気に入られているようなので、来年の春もまた素晴らしい演奏に出会えることでしよう。
ただ、演奏曲目は、俗にいう「名曲コンサート」風から一歩はみ出した選曲をぜひお願いしたいところです。
演奏の合間に、井上道義さんから、今回の演奏会には「東日本大震災」の被災地である仙台を本拠地とする「仙台フィルハーモニー管弦楽団」から、数名がエキストラとして参加しているということで楽員が紹介されました。
右の画像は演奏会前の軽井沢大賀ホールです。
故大賀典雄さんがこの光の中心で、井上道義さんとオーケストラ・アンサンブル金沢を大歓迎しているような光りに包まれています。(Canon PowerShot G10で撮影)
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