ジャン=マルク・ルイサダ ピアノ・リサイタル
12月4日 開演 14:00 松本 ザ・ハーモニーホール
ショパン:4つのマズルカ 作品24
スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op..31
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
ノクターン 第17番 ロ長調 Op.62-1
スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
ショパン:ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」
ワルツ 第2番 変イ長調 Op.34の1「華麗なる円舞曲」
ワルツ 第3番 イ短調 Op.34の2「華麗なる円舞曲」
ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34の3「華麗なる円舞曲」
アンコール ショパン/ノクターン 変ホ長調Op.9-24つのマズルカの最初の打鍵がホールに響いた瞬間から、今日の演奏会が素晴らしいものになると感じました。
デリケートな打鍵と透明感のある音色は、ピアニシモからフォルテシモまで変わりなく、ピアノの素晴らしい音色がホールに響き渡り、特にフォルテシモの透明感の素晴らしさが極まっていたように感じました。
今年は、ショパンとシューマンの生誕200年ということでしょうか、演奏曲目が一部変更され、シューマンのダヴィッド同盟舞曲集になりましたが、これも素晴らしい演奏で、ショパンとはまた違った領域のピアノ演奏を堪能しました。
後半のワルツは、親近感とダイナミックな演奏ではあるものの、それまでの演奏の緊張感から解放された、リラックスした気分の演奏のように感じられ(親しみやすい曲自体の感じからかもしれません)、一曲が終わるたびに、譜面めくりの男性に丁寧にお辞儀をし、男性は拍手を送るという、ルイサダの人柄が良く表れている光景が、そのまま演奏にも表れていたようでした。
演奏中、「おや」と思う瞬間(ミスタッチ?)がときどきありましたが、素晴らしい演奏会だったことには変わりなく、もう次回のコンサートツァーは「予約」です。
上の写真は、サイン会での写真撮影ができなかったので、マズルカ集のSACD(RCA RED SEAL 88697686922)の冊子にサインしてもらったものです。
明科付近で、列車内から北アルプスがくっきり見えたので、松本駅から島内のザ・ハーモニーホール間(徒歩)で撮影しようと思ったのですが、高圧送電線や建物があって撮影ポイントが見つからず、結局、大糸線島内駅で撮影してきました。左 大糸線島内駅
右 島内駅から見た
左 常念岳
右 横通岳
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