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2010年9月 6日 (月)

オーケストラコンサート Bプログラム サイトウキネン・フェスティバル松本

9月5日(日) 開演 16:00 長野県松本文化会館Saitokinen2

チャイコフスキー:「弦楽セレナード」ハ長調 作品48」より第1楽章
  演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
  指揮:小澤征爾

武満徹:ノヴェンバー・ステップス  Img_65421_2 Img_65391
  尺八:三橋貴風
  琵琶:田中之雄
  演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
  指揮:下野竜也

ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
  演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
  指揮:下野竜也

演奏前に、小澤征爾さんからお詫びと、腰痛の回復に専念して、アメリカ公演や来年のサイトウキネンにかける思いが語られました。
琵琶と尺八とオーケストラという異質の楽器に融合を求めず対峙させることによって、琵琶や尺八の持つ特徴を一層引き立たせ、ノイズ領域まで音楽にしてしまう発想が素晴らしいと思います。
尺八の三橋貴風さん、琵琶の田中之雄さんは初めて聴きましたが、素晴らしい演奏が聴かれました。
耳を澄ますとホールの空調の音が聞こえ、その空気の流れの中に尺八と琵琶の音が消えていくような静寂の中で聴くことができました。
ベルリオーズの幻想交響曲は、小澤征爾さんだったら今日のような演奏をスタートラインにして、構築を始めるのではないかと思えるような標準的な演奏だったと思います。
SKOだったらもっと繊細で緻密な演奏ができるはずで、すべての音がストレートにでてきて、溜めがなく、聴く側に良い意味での緊張感を持たせることができませんでした。
小澤征爾さんが指揮した「弦楽セレナード」のように、音を発する瞬間の間や緊張感が、幻想交響曲では聴きとることができませんでした。
特に第3楽章「野の風景」の田園地帯で2人の羊飼いが吹きかわす牧歌の二重奏で、夕暮れの田園という情景と空間が聴き手に伝わってこずたいへん不満を感じましたが、演奏が終わった瞬間、ブラボーと盛大な拍手が沸き起こったことはなによりでした。
そして今日最も意外だったのは客席の感覚でした。
1 楽章間の短い合間に、足音をたてて移動する人など論外としても
2 場の雰囲気などお構いなしに、演奏が終わった瞬間に立ちあがって帰り始める人
3 楽員がステージから袖に引き上げ始めた途端、小澤征爾さんが客席におられるのに、
  半数くらいの人が席を立って帰り始め、拍手を続ける人たちが気の毒だったこと
4 本来なら、再度楽員がステージに移動して、客席の小澤征爾さんもステージに呼び戻し、
  拍手喝采で指揮者と楽員を称え、小澤征爾さんを激励するというのが、終演後の筋書き
  だったと私は思っていたのですが、中途半端のうちに終演してしまいました

上の写真は、松本文化会館とロビーの様子です。
ロビーでは、写真の奥の方でワインのサービスが行われていますが、今日が3回目なので、赤、白ときて今日は赤でした。ということは最終日の9日は白ということになります。

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